24 シーズン7 第2話 (9:00AM-10:00AM)
シェクター暗殺犯を逃がさぬよう、スナイパーの潜む向かいの建物をすぐ封鎖させるジャック。上司のラリーに応援を要請するルネに、ジャックはFBIはもう信用できないと告げる。自分たちがシェクターを訪ねるのを知っているのは、FBIでも一部の者だけ。その中に内通者がいるに違いないと。だが、仲間の潔白を信じるルネは、ジャックの忠告を聞き入れようとはしなかった。
一方、トニーたちテロリストは、ニューヨークのJFK空港で惨劇を起こすための準備を着々と進めていた。2機のジャンボ旅客機を偽の誘導で同時に着陸させ、滑走路上で衝突させようとしているのだ。大事故が起こると分かりながらも、システムを乗っ取られたため、何も手を出せずに、ただ見守るしかない管制官たち。トニーたちに騙された2機の旅客機は、そうとは知らず着陸態勢に入ってしまっていた...。
サンガラのマトボ首相と会談を持つテイラー大統領。親族を虐殺されたマトボ首相は、ジュマ将軍への報復を口にするが、あくまでも法にのっとって裁きを受けさせると言うテイラー大統領。それに従うと約束を交わすマトボ首相だが...。会談のあと、テイラー大統領はJFK空港での一件に関する報告を受ける。トニー自らが寸前に衝突を回避させ、実際には大事故は起こらなかったことを。だがそれは、トニーたちがいつでも国の主要システムに侵入できるということを証明していた。この間、テイラー大統領の夫ヘンリーは、密かにホワイトハウスから抜け出し、息子ロジャーの死の真相を聞き出そうと、その恋人であったサマンサの職場に乗り込むのだった。
トニーたちは、アジトを訪ねて来たエマーソンに、ハッキング装置とそれを完成させたレイサムを引き渡す。そして、そのエマーソンがハッキング装置を届けたのは、ジュマ将軍の片腕であるドゥバク大佐であった。
逃げ場を失ったスナイパーは、トニーに連絡を取り、助けを求める。やがてトニーと通じている捜査員が、スナイパーを変装させて、建物から脱出させる。ただ一人、その変装を見破ったジャックは、ルネだけにスナイパーを発見したことを伝える。二人だけでのスナイパー尾行を提案するジャックに、今度は賛同するルネ。FBI本部では、ジャックを犯罪者扱いしているラリーは、ルネがジャックと一緒にいることが気にいらない。さらに、現場から二人が共に姿を消したと、他の捜査員から報告を受けたラリーは、ルネの行動が許せなかった。
スナイパーを尾行し、アジトを突き止めたジャックは、今や敵となったトニーと苦い再会を果たすことになる...。
24 -TWENTY FOUR- シーズンVII DVDコレクターズ・ボックス